Silent Hill

茂原街道を走っていると、異質な雰囲気が漂う団地群が見える。
それがこの真名団地だ。圏央道の茂原長柄インター付近からも覗くことができるが、ほんとに異様だ。付近の道を走っていても必ず目を奪われる。ここだけ瘴気といか、その辺にはない並々ならぬ何かを吐き出している気がする。その異質さの正体は分からない。ポツンと出てくる巨大な団地だから？蔦に覆われているから？ただ言えるのは兎に角この雰囲気を味わって欲しいということだ。
背中がひりつくような、焦りというかひやりとしたものを味わえる。

ただし、気を付けて欲しいことがある。ここには住民がいる。
蔦にむしばまれた団地には人が住んでいないように見えるものの実は住民がいる。大事なので二回言った。比較的窓がしっかりしているところにはどうやら住んでいるようだ。朝５時、６時頃行った時、水道か何かのメーターが動いているのを確認した。何なら住民と会いそうになった。
だからこそ気を付けてほしい。自分の住処を肝試しのような扱いで安易に来られたらたまったものではないと思うから。あくまでも人がいることを忘れずに、どうしても行きたいならひっそりと静かに。(何も知らずに行った私が言うのもおかしい)
ただ、ここに住んでいる人がどういう人なのかは気になる。一回お話しをしてみたい気もするが怖い。

この真名団地周辺には人が住んでいるのかいないのかよく分からないような団地や集合住宅がとても多い。
昔栄えていたのだろうか。
見どころが沢山ある。

廃墟のようで実は廃墟ではないのがこの真名団地の一番の魅力だと私は思う。
出来ることなら永久的に存在していてほしい。