Silent Hill

　養老渓谷の奥深く、山の中にひっそりと存在するのが大福山である。誰だこんな美味しそうな名前付けた奴。そんなに大福が食べたかったのだろうか。それともそんなに大福に見える形をしているのだろうか。遠くから見たことがないから分からない。まずこの辺一体が山なので大福なのかどうなのかわからない。

　さて、展望台という程なのだからさぞかし見栄えがいいのだろう、と楽しみにして錆に錆びた展望台を登ると（展望台撮影するの忘れた）、なんと一面山しか見えない。どこを見渡しても山、山、山、若干遠くに工場などは見える。だが五月のＧＷは新緑の青々とした山が視界一面に広がっている。秋はこれが真っ紅に染まるのだろうか。それはそれで面白そうだ。
　千葉は都会だと言っている地方民にこの写真を見せてみたい。いいか、これが千葉のど真ん中の景色だ。

　長南町に「スカイツリーの見える丘公園」としている野見金公園という公園がある。だが、じつはこの大福山からもスカイツリーは見える。この写真にも載っているはずなのだが見えない。人の目を使っても見える人と見えない人で差があるだろう。私は視力0.8だがうっっっっすらポツンと高い塔がゆらゆらと幻影のように見えた。もしかしたら蜃気楼なのでは？とも思ってしまうが、方角やマップで確認すると確かにそこにはスカイツリーがある。多分千葉県で一番遠くからスカイツリーが見える人には見える場所だろう。
視力確認するには持って来いの場所だ。

　展望台下には簡易トイレがあるが、潔癖症の人には向かないだろう。どこかでお手洗いを済ませてからくることをお勧めする。